工場見学レポート

FactorISMの『こうばのだいがく』企画として、当社の活動を学生目線からレポートしていただきました!

工場見学レポートについては、阪南大学経済学部3年生の岩本懍さんに取材してもらいました。



松村釦に行ってきました!松村釦で制作されているボタンは、ポリエステル樹脂を使ったものになります。ボタンは元々天然素材で作られるものでしたが、希少価値が高いものもありポリエステル樹脂であれば天然素材の模倣を作ることができます。松村釦での制作現場では、釦ができるまでに、化成部門→加工部門→仕上部門→塗装部門→彫刻部門→選別部門の6つの部門に分かれて作業が行われています。

化成部門では、液体状のポリエステル樹脂を色付けし、硬化剤を入れすぐに遠心機に流しいれます。ある程度固まってからパンチング機で円柱形に型を抜き(これをブランクと言います!)、ブランクを70度のお湯に浸けて完全に固くしボタンの元を作ります。

加工部門では、化成部門でポリエステル樹脂(ブランク)をボタンの形にし、そこから様々な形にする部門です。ブランクに刃を当て段差を作ったり穴をあけたりします。

仕上げでは、加工部門でできたものを磨き上げます。はじめに、石加車で研磨しそのあと木加車で研磨しボタンが出来上がります。

また仕上げの後に塗装するボタンがあれば塗装部門で色を上から塗ったり、ブランドのロゴ等を彫るボタンがあれば彫刻部門でロゴを彫ることができます。今回彫刻部門で体験もさせて頂きました。モノを置きスイッチを押し一瞬の間にロゴを彫ることができ貴重な体験をすることができました。

最後に、人の目でボタンに不備が無いかを確認し出来上がりになります。

私は今回の工場見学で、1つのボタンに沢山の時間と労力が使われていることが分かりました。見学をする前は、ボタンなんてすぐ作ることができると思っていましたが全くそんなことは無く手間暇かけて作られており、思いやこだわりが1つの形となって出来上がり感動しました。皆さんもそんな感動を手に取って見てみてはいかがでしょうか!

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